PR

個人で中国を旅行する時に使えるインターネット環境のレビュー | [2023年9月版]

旅行
記事内に広告が含まれています。

世界にはインターネットの制限がある国がいくつかありますが,その代表は中国だと思います.

私は仕事でGmailをはじめとするGoogleのサービスを使っていますが,現地に行って全く使えないということでは仕事になりません.

メールのやり取りはおろか,クラウドに保存しているプレゼン資料にアクセスすることもできません.

また一部のSNSなどもアクセスの制限がかかっているため,利用することもできません.

普段日本で利用できているサービスをなんとか中国で利用するために,いくつか対策をしていきました.

2023年9月に中国の長沙 (Changsha) と北京 (Beijing) へ行った際に,用意していったネット環境について共有したいと思います.

今回はVPN,simカード,esimを用意していきました.


VPN (NordVPN)

VPNは様々なサービスが提供されており,値段も契約期間に応じて様々です.

こちらは自分の渡航期間に応じて必要な契約期間を選択することが良いと思います.

短い期間ですと割高になりがちですが,短期での渡航であれば無理に長期間の契約をする必要はありません.

今回は代表的なVPNのひとつであるNordVPNを使用しました.

速度の面で最適なオンラインVPNサービス
インターネットトラフィックを暗号化し、物理的な場所とIPを隠すオンラインVPNサービス。今すぐプライバシーとセキュリティをアップグレードしましょう。

NordVPNノートパソコン (Windows) とスマートフォン (iOS) にインストールしたものを用意しました.

結論としては,「初めはうまく動作していたけど,途中から接続できなくなった」です.

主にホテルのWifiを接続して,NordVPNを介してインターネットを接続していました.

Gmailの送受信も問題なくできていたと思います.

しかし滞在4日が経過した頃から接続できなくなり,長沙でも北京でも使うことができなくなってしましました.

公式ページではネット制限がある国における設定方法についても報告されていますが,こちらの対策をしても改善されませんでした.

simカード

simカードは「China unicom」のsimカードを使用しました.

こちらをwifiルーターに挿して,スマホでもパソコンでも接続できるようにしました.

結論としては「特に問題なく接続できた」です.

simカードをWiFiルーターに挿して回線を開通させる作業が必要になります.

こちらは同梱されている説明書を参照してください.

ルーターに挿しているとデータ量残高もほぼリアルタイムで確認できます.

問題点としてはルーターのバッテリーを気にしたり,荷物が増えてしまう,ということだと思います.

荷物が増えてしまうことは海外渡航においてはあまり良くないことだと思います.

ただ通信の安定感はありますので,間違いなく使いたいという方はsimカードの利用を選択肢に含めても良いと思います.

もちろんネット制限を回避できるsimカードを選択してください.

amazonなどでも安価に購入できますので,事前に準備ができるのであればこちらが良いと思います.

esim [Airalo]

主にスマートフォン用ですが,esim対応のスマートフォンを持っていれば使うことができます.

今回はAiraloからプランを契約して,接続しました.

結論は「特に動作に問題はないが,ごくときたま圏外になる」です.

ネットの快適度としては先ほどのsimカードと同じくらいです.

ただし,時々圏外になる場合があります.

これはどういったものに起因しているかはわかりませんが,時間が経つと元に戻ります.

こちらも回線開通作業がありますが,Airaloはマニュアルがありますので安心してください.

Airaloはテザリングができますので,スマートフォンのインターネット共有機能をオンにしてパソコンで仕事をすることができました.

ルーターを用意する必要がなく,パソコンなどの他の機器でネットが接続できる点は良いことだと思います.

Airaloの使い方については,以下の記事でも紹介しています.

eSimのすすめ | simカードの入れ替え・WiFiルーターを借りる必要はありません
海外旅行の持っていくものリストの中にスマートフォンは必須なものとなりました. 地図を表示したり,メールを見たり,事前に予約したツアーの情報を改めて確認したり. 日本在住の人が普段使っているスマホを海外で使おうと思うと,以下の手段を取ることに...


以上の結果から,個人的な感覚として中国渡航でネット環境を自由に使うためにはsimカードかesimが間違いない選択肢かなだと思います.

VPNの接続可能かどうかはサービスにもよるでしょうし,もし用意したVPNが全くダメだった時に何もできないのは仕事ができないので大変困ります.

最近ではVPNの制限もかなり厳しくなっているとも言われています.

今回は私が個人的に使用した経験談をもとに書きましたが,ご自身の渡航計画や滞在期間に応じて選択していただくのが良いかなと思います.

他にもグローバルWiFiをはじめとするポケットWiFiの中には制限を回避することができるプランを持つサービスなどもあります.

複数人で旅行する場合にはポケットWiFiをレンタルすると,割安で快適に外出先でもネットを利用することができると思います.

VPNもesimも様々なサービスがありますので,いろいろ探してみてください.

北京オリンピックのメイン会場にもなった北京国家体育場(鳥の巣)

コメント

タイトルとURLをコピーしました