茨城北部には滝がたくさんある
茨城北部の観光名所のひとつとして袋田の滝や竜神大吊橋が有名です.都心から高速を使って2時間半ほどでアクセスできることから少し足を伸ばして自然を満喫したいという方も多いかと思います.
しかし,最近では有名になってしまい訪れる人の数も多くなりました.せっかく自然を楽しみにきたのに,人が多い状況ではリフレッシュ効果は半減してしまいます.
実は茨城県北部には袋田の滝以外にも滝がたくさんあることが知られています.googlemapで茨城北部に合わせて滝と検索するだけでも20以上はヒットします.大小合わせると実際にはもっとあると思います.
今回は茨城の隠れた名所である薄葉沢の滝をはじめとするハイキングコースについて,2024年2月中旬に訪れた様子をもとにご紹介します.途中には沢に沿って小さな滝がいくつもあり,迫力は多少抑えめですが滝好きの方にはたまらない内容になっています.
塩の道ハイキングコース
今回紹介する滝巡りのルートは,かつての塩の輸送経路になっていた「塩の道ハイキングコース(コースマップ)」の一部となっています.
コース整備のための地元の方々の努力があったようです.
塩の道ハイキングコースを全て回ると所要時間は3時間のしっかりとした内容になるそうですが,滝だけを楽しむのであれば往復で1時間程度のコースです.
今回のルートでは塩の道ハイキングコースの始点から「薄葉沢の滝」を経由して「笠石滝頭」までのルートを紹介します.足場は砂利になっていてぬかるみが出来にくくなっており比較的歩きやすいかと思います.
とはいえ途中やや傾斜がきつい箇所などがありますので,歩きやすい靴でゆっくり行きましょう.
実際にめぐってみた
スタートはgoogleで塩の道ハイキングコース出発地と検索してでてくる地点になります.
車で行くことになるかと思いますが,車は道の端に停めました.
目印はハイキングコースの立て看板があります.この地点からすでに沢を水が流れる音が聞こえてきていて,すでに滝への高揚感が感じられます.
滝をめぐるルートは基本的に高い木の下を歩くことになりますので,日陰になる箇所がほとんどです.沢を流れる水の音も相まって夏は涼を感じられるかもしれません.
それぞれの滝には目印となる看板が建てられており,滝をも逃すことはないようになっています.
5分ほど歩いたところから次々に滝が現れます.
始点から15分ほどで薄葉沢の滝に着きます.
分岐はひとつだけありますが,立て看板の案内通りに進むことで迷いことはないと思います.もし間違った道に入っても行き止まりになることがほとんどですので,間違った場合には戻りましょう.
肘曲がりの坂がこのハイキングコースの最も傾斜がきつい坂かと思います.ここさえ超えることができれば,後にも先にも難所はありません.
笠石滝頭が滝巡りの終点になります.
大河ドラマおんな城主景虎のロケ地にもなったそうです.
この先は笠石地区へと向かう道になっており,塩の道ハイキングコースが続いています.もし興味があればこの先を進んでも良いでしょう.
今回はゴアテックスで防水機能をもつトレッキングシューズを履いていきました.靴底が比較的柔らかめなので長時間歩いても疲れにくいです(過去記事).
まとめ
今回は塩の道ハイキングコースの一部にあたる薄葉沢の滝を中心としたハイキングコースについて紹介しました.
今回紹介した滝の他にも生田の大滝をはじめ茨城北部には滝がいくつもあるようです.
1日ではとてもまわり切ることはできませんので,何回かに分けてすべて回ることができるようにチャレンジしてみてはいかがでしょうか.
もし余裕があれば里見富士へ
さらに余裕がある方は里見富士へ登ってみてはいかがでしょうか.
ハイキングコースから脇道に外れていくことで登山道に入ることができます.ただし傾斜がとてもきついですので,服装や体調が万全ではない場合には避けましょう.
ただ里見富士の頂上でも眺望はありませんのでご注意ください.
ほとんど登る方がいないのか登山道が分かりにくくなっています.目印となる木に取り付けられているピンクのテープを頼りに登っていきましょう.
おまけ
もし今回のハイキングコースの散策や里見富士などの登山を終えた後には里見温泉ぬく森の湯で疲れを癒すのもおすすめです.
アルカリ性の泉質でお湯に浸かるとぬるぬるとします.湯温も高すぎないため,ゆっくりお湯に浸かることができます.
内湯と露天風呂があり,露天風呂からは里見地区の田園風景を望むことができます.食事もできますし,畳でくつろぐこともできます.
米発酵アイスはすっきりした甘さとたまに感じられる米のつぶつぶを楽しむことができ,おすすめです.
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