長距離の国際線は乗っているだけでも疲労が溜まってしまうため,飛行機に乗る前くらいはゆっくりしたいと思う方は多いのではないでしょうか.
しかし国際線は時期や時間帯によっては非常に混雑しており,最近では空港職員の人手不足も相まって搭乗手続きや手荷物検査に非常に時間を要することが多くなったように感じます.
米国で日本へ帰国する際には可能であれば大きな国際空港ではなく,規模がやや小さめな空港を選ぶと混雑を回避できることもあります.
その例の一つとしてサンノゼ国際空港 (SJC) 公式サイトをあげます.
サンノゼ国際空港はzipairが成田便が就航していますが,大変快適に空港で過ごすことができましたので共有したいと思います.
ZIPAIRチェックインカウンター
サンノゼはアメリカ・カリフォルニア中部に位置しており,サンフランシスコ中心部からも車で1時間程度の位置にあります.
caltrainやBARTとバス (60番) の乗り継ぎで空港へアクセスすることもできます.
今回利用したのは12月17日の朝10時に出発するZG029便です.
サンフランシスコに滞在していたのですが,クリスマス休暇が始まることもあってサンフランシスコ市街地からの移動に時間がかかる恐れがあったので,今回はサンノゼ空港近くのホテルに滞在しました.
朝7時15分ごろにZIPAIRのカウンターがあるターミナルBに到着しました.
テレビでもクリスマス休暇に向けたムードの高まりが窺い知れたことから,カウンターや手荷物検査場での長い待ち時間を覚悟して向かいました.
ZIPAIRの混雑具合は30人ほどがチェックインのための列をなしている程度でした.
追加料金で利用できるexpress serviceの列には誰も並んでいませんでした.
列に並んでいたのは30人ほどでしたが家族連れが多かったこともあって,10分ほどでチェックインの順番が回ってきました.
並んでいる方のパスポートをパッと見た印象では日本人は2人程度で,他はアメリカのIDを持っている方がほとんどのように見えました.
チェックインはターミナルBなのですが,出発はターミナルAとの事前情報でしたので,ターミナル移動をする必要があるのかと聞くと,セキュリティチェックを通った後で中がつながっているので,とにかく上の階にあがってセキュリティポイントを通ってくれとのことでした.
言われるがままにチェックインカウンターがある1階から2階へ上がります.
途中southwest航空のカウンターを横目に見ますが,こちらはサンノゼからの出発便が多いこともあって行列ができていました.
ターミナルは広すぎることなく,きれいですので,これまでのところ気分は良いです.
サンフランシスコ国際空港は人が多くてちょっと汚れているところもありますので,対照的とまではいきませんが,ポイントは高いです.
セキュリティチェックポイント(手荷物検査場)
2階に上がるなり,セキュリティポイントを通ります.
2階にはセキュリティポイントしかなく,セキュリティポイントへの動線ができていますのでそのまま通過するしかありません.
ファストフードやコンビニといったお店は今のところ見当たりませんので,空港調達をするのであればセキュリティチェックの後になります.
米国は国際線出発時の出国手続きがありませんので,国内線と同じセキュリティチェックの運用がされています.
こちらは他の航空会社を利用する方もいるので,これまた時間がかかるのかと思いきや,レーンの数が多かったこともあって,こちらも10分くらいで通過することができました.
だいたいこの時期の規模が大きい国際空港では出発の3時間前に空港についても,セキュリティポイントを通過するのは1時間前くらいになっていることもよくあることです.
サンノゼ空港のウェブサイトにも国際線の場合は3時間前に来ることが推奨されています.
今回は空港到着から20分くらいで通過することができました.
ここまで人が少なくて快適なのは離発着便数を見るとよくわかります.
およそ2023年12月時点の時刻表では出発便の数は1時間当たりほとんどひと桁です.
例外は10時台(10便)と12時台(11便)です.
一方,サンフランシスコ国際空港では同時刻に5便以上が同時に出発時刻を迎えることは珍しくなく,規模が大きいとはいえこの程度の離発着を裁く必要があります.
サンノゼ空港から出発する国際線はZIPAIRの成田便とvolarisのメキシコ便のみになります.
制限エリア内
さて思いのほか時間ができてしまいました.
現在はターミナルBのセキュリティポイントを通過したところですが,表示に沿ってターミナルAに向かいましょう.
途中,朝から営業しているスタンドやコーヒーショップもあります.
ターミナルBの端まで来たところです.
この先がターミナルAです.
ターミナルBからターミナルAの通路を通った先に,ZIPAIRの搭乗ゲートがありました.
地方空港のような感覚ですので,目の前に滑走路があり離発着する飛行機を間近に見ることができるというのも,飛行機好きのささやかな楽しみかもしれません.
場所を選べば人が少ないながらも景色が良い場所もあります.
最後に
ZIPAIRはサンフランシスコにも就航していますが,これがクリスマス休暇が始まったサンフランシスコ国際空港であれば,こんなに早くチェックインからセキュリティチェックまで通りぬけることはなかったでしょう.
今回は空港到着からセキュリティチェックポイントの通過までおよそ30分ということで非常にストレスなく日本帰国の途につくことができました.
繁忙期だがなんとか混雑は避けたいという方はサンノゼ国際空港を利用することをお勧めします.
時間帯としてもなかなか日本帰国時に時差ボケの影響を受けにくい時間帯だと思います.
朝出発で,飛行機内では頑張って動画を見るなどして起きていて,昼過ぎに成田に到着.
移動を経て夕方になり,早く寝ることができれば感覚としては少し長い1日として過ごすことができます.
時差ボケ解消のコツは眠くなっても少し我慢することで,現地の夕方ごろにしっかり寝ることです.
ZIPAIRも思った以上に悪くないので,自分で機内を快適に過ごすグッズをお持ちであれば移動によるストレスをかなり減らすことができるはずです.
コメント