雨や雪で靴の中が濡れるのはイヤだ…
みなさんは雨や雪で天気が悪い時にどのような靴を選びますか?
ブーツや長靴を選ばれる方もいれば,特に気にせず履き慣れたスニーカーという方もいらっしゃると思います.
でも最も気にするのは,雨や雪で靴の中が濡れることではないでしょうか.
濡れた靴の中は夏であれば蒸れた状態になりますし,冬はとにかく寒い…
長靴であれば確かに防水は効くかもしれませんが,今度は歩きやすさが犠牲になります.
今回は雨や雪の天候やひどい路面状況でも靴の中への浸水を気にせず,快適に歩くことができるシューズをご紹介したいと思います.
それがMERRELLのMOAB3になります.
MERRELL MOAB3
GORE-TEX採用により防水性はしっかり
MERRELLのMOAB3は,ひとことで言えば “防水のトレッキングシューズ” です.
つまり雨や雪でも気にせず,防水性を維持しながらも歩きやすさも兼ね備えたシューズになっています.
防水というと構造がしっかりしすぎて靴の中がむれるのではないか,という懸念もありますが,GORE-TEXを採用した生地なので問題ありません.
GORE-TEXは防水機能を備えながら靴の中の湿気を外に放出する機能を備えています.
どっぷり水溜りに浸かっても靴の中への浸水はないのに,靴を長い時間履いていても蒸れにくいのです.
歩きやすさも
トレッキングシューズということで,歩きやすさも実現します.
公式サイトにはソール(靴底)の素材にこだわりがあり,疲労軽減が期待できるクッションなどが入っているようです.
履きごこちとしてはスニーカーよりはソールは硬めで,靴紐を締めるとつま先から足首までしっかり支えられるホールド感もあります.
長い時間歩いていても,疲れを感じにくいかもしれません.
トレッキングシューズの中ではやや柔らかめな印象です.
私は2021年夏に十勝岳(望岳台〜山頂)を登った際にもMOAB3を履いていました.
登り片道で2時間半くらいの道のりで整備された登山道でしたので,これくらいの靴でも問題ありません.
デメリットは重さ
ソールの安定感とホールド感がある一方で,デメリットもあります.
それが靴の重さです.
公式サイトでは片足で約480gと記載されており,しっかりとした構造と引き換えに重さをわずかに感じるかもしれません.
履いている分には気になりませんが,持ち運びの際にはご注意ください.
自分に合った型がきっと見つかる
MOAB3はバリエーションが展開されているため,自分の足と好みにあったタイプを選ぶことができます.
- カットの高さ (ローカット・ミドルカット)
- 靴の幅 (ノーマル・ワイド)
- カラー
カットの高さはローカットとミドルカットが展開されています.
あまりゴツい印象が苦手な方はローカットでも良いと思います.
私は足首からの浸水を警戒しているため,ミドルカットを愛用しています.ちょうどくるぶしが隠れるかどうかといったところです.
空港の検査場を通過する際にくるぶしが隠れる靴を履いている場合には靴のX線検査を求められますが,ミドルカットの場合は半々くらいの割合で検査を求められます.
足が幅広の方にはワイドの型もあります.
カラーはカットの高さと幅によってバリエーションが決まっています.
実際に使ってみて
防水性と歩きやすさに優れたMOAB3ですが,やはり靴ですので消耗品です.
使っていくにしたがって機能性も落ちてきます.
個人的な経験としては,雨の日はほぼ毎日履いていると1年程度でわずかに水が靴の中へしみてきます.
もう少しこまめに防水スプレーをかけるなどの手入れをすると長持ちすると思いますが,私は履き初めに防水スプレーをかけてからはほとんど手入れをしていません…
防水スプレーはホコリも付きにくくなるので,購入してすぐの履き始めには防水スプレーをかけた方が良いです.
しっかり防水しながら快適な外歩きを
MOAB3は防水性を備えながら,歩きやすさも犠牲にしていない点で優れた靴だと思います.
私がかつて雪国で生活していた時には,MOAB3を愛用していました.
積雪の時期に雨が降ったり気温が上昇して雪解けが進むと路面はシャーベット状態になります.
とても普通の布地のスニーカーで,靴の中への浸水を許さずに1日を終えることはできません.
当初はなんとなくブーツを好んで履いていたのですが,防水スプレーをかけてもやはりどこからか水がしみてくるんですよね.
革のブーツになれば念入りなお手入れも必要なわけで,面倒くさがり屋の私には向いていなかったのかもしれません.
雪国を離れた今でも雨の日にはMOAB3を履いて外出しています.
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